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  • 執筆者の写真飯田 鈴馬

グッドアンセスター わたしたちは「よき祖先」になれるか

更新日:2023年11月30日




『グッド・アンセスターわたしたちは「よき祖先」になれるか』

著者:ローマン・クルツナリック

翻訳:松本 紹圭

出版社:あすなろ書房



 この本では我々が「よき祖先」になるために何を考え、どのように行動すべきかが書かれて

いる。



 まず始めに短期主義と長期主義の綱引きの仕組みについて。次に、長期思考をするうえで存在する6種類の方法について。最後に、前述した6種類の方法が現代においてどのように取り組まれているかを実例とともに語る、という3つのパートに分かれている。



 「短期思考」と「長期思考」。私たちは既にどちらも持ち合わせていたのだ。

 本書の帯にもある『「短期思考」から「長期思考」へ』。本を読む前にはてっきり短期思考に囚われているとばかり思っていたがそうではなかった。いや、正確に言えば囚われているのだが、そこから脱する一歩は既に踏み出していたのだ。



 そもそも短期思考と長期思考の差というものがどのようなものか二つほど例を挙げる。

 休日にビーチで大はしゃぎするか、それとも老後のために貯蓄をするか。

 目の前におやつを置き、15分の間食べなかったら一つ増える状況にて、今すぐ食べるか二つになるまで我慢するか。


 後者の例は4~6歳の子どもを対象に実験されたもので、結果としては三分の二がすぐにおやつに手を出してしまうというものだった。

 この結果は人間が本来持つ「短期思考」が表れた結果ではあるが、その半面、三分の一が我慢をできたという証拠でもある。


 つまり子どものころから長期的な考えを持つことはできているのだ。

 しかしそれがそのまま定着するわけではない。もちろん一部の人や一時の行動ではあるかもしれないが、全体を見通した時の数は少ないだろう。だからといってこのまま生きていけば目の前のことばかりに囚われる生活になってしまう。

 そのためにも今すでに「長期思考」が身になる直前だと学ぶことができた私たちから行動に移していかなければいけないと思う。

 おそらく周りの環境で今すぐに結果や報酬を得なければいけない、ということが多々あると思う。未来を見据える考えは大切だが今が覚束ない状態では意味がない。だが全て流されていては結局は変わらない。どこかでリスクを負わなければならないのだ。

 

 そこで「何を、どう考えるか」というのが本書には記載されている。ぜひ本書を自身の目で読み取り、思考し、まずは5年後、10年後に何をしたいかというのを考えてみるといいかもしれない。



Text:2年 飯田鈴馬






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